『ごめん。
今日と明日バイト入った。』
「…え?」
歪む視界。
なん、で?
ずっと、ずっと、楽しみにしてたのに。
だけど、
バイトなら仕方ないよ、ね。
「、そっか、残念!
大丈夫!
バイト頑張ってね!」
泣きそうになりながらも泣かずに伝えた。
『…』
だけど、愛希くんは無言。
「愛希くん?」
できるだけ明るい声で答えると、
『お前は、俺といけなくて嬉しいの?』
え?
なんで、そうなるの?
「なんで?」
『俺はお前と行きてぇよ。』
「だって、そんなこと言ったって仕方ないじゃない。」
うれしかった。
だけど、ダメなんだよ、そんなわがまま。


