しばらくすると腕も疲れてきて、 いつもの癖で愛希くんにもたれ掛かってしまった。 「癒して。」 「…無理。」 「冬のアイスより冷たいね。」 「…へー。」 「いや、冬の雪並みだ。」 「…どっちも変わんなくね。」 「ほっといて。」 私達の会話に吹き出した川島くんの存在で、 みんなの前だということを思い出した私は急いで起き上がった。