ずっと見たかった映画を大好きな人の隣で観れる。 それが嬉しくて、嬉しくて思わず愛希くんの手を握りしめていた。 愛希くんは、いつもは握り返してなんかくれないのに、 しっかりと握り返してくれた。 ふふふ、 本当に幸せだな。 「愛希くん。」 「ん?」 「大好き。」 「ん。」 君の横顔はほんのり赤く染まっていて、 少しだけ微笑んでた顔を 私は、絶対に忘れないよ。