「うん、ありがとう。」 精一杯の笑顔を向けた。 それから二人でファッションモールの中のファーストフード店に入って、 映画の時間までブラブラしていた。 服を見たり、雑貨を見たり、 気づけば私の手には私の好きなブランドの紙袋が握られていた。 そう、思わずシフォンワンピースを買っちゃったのだ。 それを、愛希くんが持ってくれて、 申し訳なく思いながらも、嬉しくて しばらく経つと映画の時間。 あぁ、ホラー映画…