それが心地よくて、ついウトウトしてしまいそうになるのを必死にこらえる。 だけど、瞼は重くなるばかり ただ、やばいどうしよう、 飛んだと背中にぶつかった愛しい人のぬくもり。 「愛希くん。」 「…ん?」 「眠い。」 「髪乾かし終わったら寝るか。」 「…ん。」 どんどん乾き始める髪。 完全に乾かし終わった頃には私は目が覚めていた。