「光、おかえり。」 「ねぇちゃん、ただいま! てか、愛兄は?!」 「え?」 「今日言ったじゃん! 愛兄に会わせろって! ねぇちゃんばっかずるい。 俺も愛兄にあいたい。」 とほほを膨らます光。 我が弟ながらなんでこんなに可愛いんだ。 「俺も、光にあいてぇ。」 愛希くんの声。 光はキョロキョロしていて、 ひょこっと顔を出した愛希くんに 満面の笑みを浮かべた。