「皐月。」 「ん?」 「愛してるよ、世界で一番、 お前だけを、森口皐月お前だけを愛してる。 ずっとずっと、この気持ちは変わらない。」 別れを告げられる前の日に、 私と、遼くんは愛を確かめ合った後 抱きしめられてそう言われたんだ。 私は、その言葉に、 「うん、私も。」 しかいえなかった。