皐月side 私には大切な人がいた 立川遼くん。 世界で一番、愛してた、ううん。 今でも愛してる、最愛の人。 当たり前のように隣にいて、当たり前のように笑いあってた。 遼くんは私より二つ年上で、 だけど、私を本当に大切にしてくれていた。 初めて繋がった時も、泣きじゃくる私を抱きしめて、ごめん、ありがとうと、 優しく抱いてくれた。 会いたいって言ったら会いに行くって、 助けてって言ったらすぐに来てくれる、 私のヒーローだった。