「愛希くぅん、あのねぇ、きいてぇ 今ねぇのあちゃんとはなしてたんだぁ」 甘ったるい声。 ズキズキ痛む胸。 当たり前のように絡められた腕。 泣きそうになってると、 「望愛。」 腕を振り払った愛希くんは、 エレナ先輩をガン無視して 私の方に来た。 なんだか複雑。 だけど、嬉しいと思ってる自分がいる。