「おはよ!」 「…はよ。」 玄関を出れば門に寄りかかって立つ、 愛希くん。 愛希くんと手は繋いだ時はないけど、 それでもいいんだ。 歩くスピードをいつも私に合わせてくれて、 さりげなく車道側を歩いてくれる愛希くん。 そんな不器用な優しさにいつも ドキドキする。