声がした方へ振り向くと、視線の先は倉庫の出入口で。
そこにはさっきと変わらず獅鷹メンバーが立っていた。
「……っ、勇介くん?」
「凛音ちゃん!!」
その声と共に姿を現したのはボロボロの勇介くん。
驚きのあまり思わず立ち上がる。
「凛音さん!」
「凛音ちゃん!!」
「……千暁くん、冬吾くん?」
勇介くんの後ろから現れたのは、千暁くんと冬吾くん。
「凛音ちゃん、勝ったよ!」
「凛音さん!」
現れたのは三人だけじゃなかった。
その後ろから獅鷹メンバーを掻き分け、次々と姿を現す鳳皇のメンバー達。
「凛音ちゃん!」
見知った人達があたしの名前を呼びながら倉庫内へと入ってくる。
「みんな……」
皆、ボロボロだった。
出て行った時とは違い、髪は乱れ、服は汚れている。
顔には血。
所々痣もあった。
今にも倒れそうなその姿に泣きそうになる。
きっと、喋るのも動くのもツラい筈なのに。
「凛音ちゃん!!」
それなのにあたしの名前を呼んでくれるなんて。


