Ri.Night Ⅳ



あたしの叫び声に騒いでいた周りの人達が一斉に振り返った。


中田も貴兄も、そして近くにいる十夜達もあたしを見ている。


突然静かになった倉庫内。


皆の視線があたしに集まる。



「あたしが言う」



そう言って、皆の視線を受けながら一歩足を踏み出した。


一歩ずつ、ゆっくりと。


あたしは自分の手で終わらせる為に中田の元へと向かう。



貴兄に言わせちゃいけない。


“コレ”はあたしの問題。


“あたし”じゃなきゃいけないんだ。


あたしが言わなきゃ中田だって心から納得出来ないと思う。


そしてあたしも、自分で言わなきゃ完全には終われない。


だから言う。

思ってる事全てを。


そして、中田の口からも聞きたい。


あたし達は今まで言葉が足らなさすぎた。


争う事ばかりを考えて、“話”をしようとはしなかった。


あたしは中田の本心が聞きたい。


そしてあたしも言いたい。


話をしないと抗争に勝った意味がないんだ。


お互いに抱いている想いを言わないと、終われない。