Ri.Night Ⅳ



「……え?あたし?」


思いもよらぬ言葉に目を見開いて驚く。


当然だろう。

仲間だと信じ込ませる策にあたしが関係してるだなんて誰が思う?


今日まであたしは中田と接触してないのに。



「……っ、まさか!?」



突然声を荒らげた中田にフッと頬を緩ませる貴兄。




「気付いたか?

お前は“あの姿”を見て俺が仲間だと信じたんだ」


「……え?」



“あの、姿”……?



「お前──!!」






「そうだよ。


“凛音を此処へおびき寄せたのはこの俺だ”」







「なっ……!?」



貴兄の驚愕発言にまたもや目が最大限に見開かれた。


視線の先には中田を見つめる貴兄の横顔。


その表情は横顔からでも分かるぐらい真剣そのものだった。



「嘘………」



勿論、その表情で貴兄が嘘をついていない事ぐらい分かる。


けれど、信じられなかったんだ。


おびき寄せられた自覚がないから余計に。



「嘘じゃねぇよ」


「……っ、優音?」


「凛音をおびき寄せたのは俺と貴兄だ」


「えっ!?」


またしても飛び出したのは驚愕発言。


その発言に中田も優音を見据える。