Ri.Night Ⅳ



「……っ、コレはどういう事だ!?なんで奴等まで立ち上がる!?もしかしてお前等組んでたのか!?」



さっきの獅鷹みたいに一斉に立ち上がった鳳皇の人達を見て、中田が狂ったように喚き散らした。


当然だろう。


獅鷹だけではなく鳳皇までもが殺られたフリをしていたのだから。


地面に転がっているのは最早自分側の人間だけ。


その人達は当然だがピクリとも動かない。


中田に襲うのは困惑と絶望感。


獅鷹だけでなく鳳皇まで。


それは今、中田と同様に貴兄の真意を知ったあたしでも理解出来た。



中田に勝ち目はないと。


いや、中田を含め、Dに勝ち目はないと。



相手は獅鷹と鳳皇。


味方にすれば怖いものはない。



けれど、敵にすれば──



「Dを潰せ」



──絶対に、勝ち目はない。


中田の言葉は無視され、今、Dの抹殺が命じられた。


もう止めることは出来ないと悟ったのか、中田は倉庫から出ていく鳳皇から目を逸らし、貴兄と十夜を睨んだ。



「……お前等、いつから組んでいた?いつから組んでいたんだ!!」



中田の拳が怒りで震えている。


発狂とも言える程怒り狂うその様(サマ)は、今にも貴兄に襲いかかりそうなほどだった。


裏切りから来る怒り。


それはどの怒りよりも強い。


勝利を確信していたのなら尚更の事。



「俺達獅鷹は鳳皇と組んでなんかいない。それは中田、お前がよく知っている事だろう?」


「………」


「俺がお前の監視を知らないとでも?」



監視?貴兄が中田に?