Ri.Night Ⅳ



「総長!Dが来ました!」


荒々しく開けた扉から予告も無しに飛び込んで来たのは一人の男の子。


突然姿を現したその男の子にその場にいた全員が扉の方へと振り向く。


大きく口を開けた二枚扉の前に立つ男の子は白い特攻服を着ていて、すぐに獅鷹側の人間だという事が分かった。



「来たぜ。お前等の終焉が」



扉を見つめながらそう呟く中田。


嬉しそうに頬を緩めているが、



「──お前等、出番だ」



その笑みは貴兄の一言によって一蹴されてしまった。



「なっ!?」


と言うよりも、突然変化した周囲の状況に驚きすぎて消えた、と言った方が正しいのかもしれない。


だが、中田の反応は当然と言えば当然だろう。



何故なら、



「どういうことだコレは!?」



つい今まで地面に沈んでいた人間が突然一斉に立ち上がったのだから。



ちょ、ちょっと待って。

今の状況が把握出来ない。


何故今まで倒れていた人達が急に立ち上がったの?


これは一体どういうこと……?