Ri.Night Ⅳ


────…


「うん、美味しい!」


お鍋一杯に作ったカレーを一口味見し、満足げに頷く。


うん、上出来上出来。流石あたし!


ふふっと笑い、スプーンを口に突っ込んでちらり時計を見上げた。


九時か……。


十夜達が出て行って早くも二時間。


皆、いつ帰ってくるんだろう……。


カレーをかき混ぜながら思うのは、皆の事。


怪我してないかな、とか、今何処にいるんだろう、とか。


時間の経過する度に心配事が増えていく。


早く帰って来て欲しい。

無事に帰って来て欲しい。


じゃないと余計な事ばかり考えて落ち着いて待って居られない。




「みんな下に居るかな……」


これ以上一人で居ると不安で押し潰されそうになって。


誰でもいいから傍にいて欲しいと思った。


……あ、そうだ。皆にカレー食べて貰おう。


丁度作りすぎたかなって思ってたんだよね。


あ、でもこの時間だし、皆もう晩御飯食べ終わってるかもしれない。


それに、今下に何人居るのか知らないし。


確か怪我した人は病院へ行くって言ってた。


他の人達も暴走が中止になるって聞いて帰ろうかなって言ってたし。


でも、一階に居る人はゼロではない筈。


十夜が前言ってた。


あたしが此処に居る時は必ず数人一階に居るって。


だから今日も誰か絶対居ると思う。