「煌、それ以上言ってやるなよ。ソイツ等、ナンパしねぇと女に相手して貰えねぇんだから」
同様に煌の隣に並んだ陽が煌とは違う漫画雑誌を手に取り、馬鹿にするようにそう言い放った。
「陽、お前の方が酷くね?」
「え、そう?ゴメンねー?俺正直者だから」
チラリと振り返った陽は全く反省してなくて。
当然男達はその態度に顔を赤らめ、怒りを露にした。
「て、テメェ等に関係ねぇだろうが!」
「オ、オイッ……」
陽と煌に向かって突っかかる男を仲間の内の一人が焦ったように引き止める。
「あたし、ナンパ男嫌いなの」
「あ゙?」
「だからどっか行って?」
「……っ」
あたしの言葉に男が怯む。
ホント、我ながら男らしいと思う。
リンの声とまではいかなくてもそれに近い声。
男に向ける視線は自分でも分かる程冷ややかだった。
男が怯むのも無理はない。
「ハッ、お前の言う通りになんかするかよ!」
けど、男も女に言われてそう簡単には引き下がれないのか、半ばヤケクソにそう吐き捨てながら再び遥香さんの腕を取ろうとした。
「………っ」
それを寸前で止める。
「……っ、お前!?」
まさか女に止められるとは思ってなかったのか、男の目が見開かれた。


