Ri.Night Ⅳ


今日も人多いなぁ……。


色々な事を考えている内に繁華街が見えてきた。


あそこで色んな事があったなぁ……。



走馬灯のように過っていく繁華街での出来事。


雷くんのBARへ行った帰り、ゲーセンに寄って中田と再会をした事。


貴兄と優音がお泊りしに来た時、晩御版を食べに来たこの繁華街で黒烏とやりあった事。


そして、貴兄と慧くんを目撃したのもこの繁華街だった。



二人を見る十夜達の視線。

それが今も脳裏にハッキリと焼き付いている。


あの光景を見て、あたしは鳳皇と離れる事を決意したんだ。




苦しくて苦しくて仕方なかったあの頃。


十夜に別れを告げたのもこの場所だった。


そして、“離れるな”と言われたのもこの場所。


あの時の選択が良かったかどうかは分からない。


けど、離れなかったから今がある。



あたしはきっと、この数ヵ月間にあった出来事を忘れないだろう。


ううん、忘れちゃいけない。


皆を傷付けた事は一生忘れちゃいけないんだ。


沢山傷付けた分、これからは笑って貰えるように努力しなきゃ。


皆とずっと一緒に居られるように。

ずっとずっと一緒に居られるように。


あたしは皆を想い続けながら生きていく。