互いに顔を見合わせ笑い合うその姿に、獅鷹と鳳皇の距離が更に縮まったような気がした。
だってほら。
「お猿、俺の事嵐様って呼んでいいぜ?」
「は?嫌だし。富士山でいいじゃん」
「フーコ、壱くんもう帰るって。ホラ、こっちおいで」
「時人くん、フーコちゃんが伸びてる!」
「なぁ、トッキー。フーコ持って帰ってもいい?」
「彼方、トッキーって何だよ……」
「煌、キミもまだまだだなー。時人だからトッキー。因みに嵐はランランだから」
「……プッ。パンダみてぇ」
「お猿シメる」
仲良くなりすぎじゃない?
「貴音、近々鳳皇にも来てくれ。下の奴等に紹介する」
「分かった。また連絡する」
貴兄が頷いたのを確認すると、十夜ははしゃいでいる鳳皇幹部へと目を向けた。
両幹部はもうハチャメチャになっていて。
まともなのはあたしを含め、貴兄、十夜、慧くん、優音しかいない。
「オイ、お前等行くぞ」
「とーやー!助けて!富士山が苛める!」
「苛める?聞き捨てならねぇな。可愛がってるの間違いだろ?」
陽を気に入ったらしい嵐ちゃん。
傍から見たら弱い者苛めしているようにしか見えないんだけど……。
陽、可哀相。


