Ri.Night Ⅳ


互いに顔を見合わせ笑い合うその姿に、獅鷹と鳳皇の距離が更に縮まったような気がした。


だってほら。


「お猿、俺の事嵐様って呼んでいいぜ?」


「は?嫌だし。富士山でいいじゃん」


「フーコ、壱くんもう帰るって。ホラ、こっちおいで」


「時人くん、フーコちゃんが伸びてる!」


「なぁ、トッキー。フーコ持って帰ってもいい?」


「彼方、トッキーって何だよ……」


「煌、キミもまだまだだなー。時人だからトッキー。因みに嵐はランランだから」


「……プッ。パンダみてぇ」


「お猿シメる」



仲良くなりすぎじゃない?



「貴音、近々鳳皇にも来てくれ。下の奴等に紹介する」


「分かった。また連絡する」


貴兄が頷いたのを確認すると、十夜ははしゃいでいる鳳皇幹部へと目を向けた。


両幹部はもうハチャメチャになっていて。

まともなのはあたしを含め、貴兄、十夜、慧くん、優音しかいない。



「オイ、お前等行くぞ」


「とーやー!助けて!富士山が苛める!」


「苛める?聞き捨てならねぇな。可愛がってるの間違いだろ?」


陽を気に入ったらしい嵐ちゃん。


傍から見たら弱い者苛めしているようにしか見えないんだけど……。


陽、可哀相。