Ri.Night Ⅳ


「……は?」


声を発したのは煌だけだった。


その他の者は驚愕で目を見開かせ、言葉を失っている。

当然だろう。

十夜が発した言葉は想定外の事だったのだから。





「“奴等”が“D”だと?お前、それをどこで……」


鋭さを増した貴音の視線が十夜の瞳を射抜く。


「帰り際、中田に呼び止められた」


「……っ、あの時か!」


「……あぁ。悪い、凛音がいたから言えなかった」


十夜の言葉を聞いて煌達は瞬時にその時の事を思い出す。


「どうりで……」


凛音が傍にいたから聞かなかったが、十夜の様子が変だという事は気付いていた。


「まさか“D”の事だったなんてな……」


「桐谷、詳しく話してくれ」


「……あぁ」


腕を組み直した貴音が真剣な面持ちでそう言うと、十夜は小さく頷き話し始めた。