Ri.Night Ⅳ


「でもまさか貴兄と競い合ってるなんて……」


貴兄と彼方を交互に見て呟く。


まだ信じられない。

彼方と貴兄がそんな所で繋がってたなんて。


「大野がいると気が抜けねぇんだよな」


「よく言うぜ。常にトップのくせして」


「数点差しか無いだろ。確か前々回は同点だった」


「あの時はいけたと思ったんだがな」


な、なんか次元の違う話をしてるんですけどこの二人。


「か、彼方、変態なだけじゃなかったんだね……」


「……いや、だからりっちゃんさっきから酷くね?」


またもや零れ落ちた本音に彼方が頬を引きつらせて苦笑。


「褒めてるのよ、物凄く」


「……あんま褒められてる気がしねぇんだけど」


「気にしない気にしない」


グっと親指を立てて笑うと、陽も同じ様に親指を突き立てて彼方の目の前にちらつかせた。


それを見た彼方は「コイツ!」と言って陽に飛びつき、こちょこちょの刑。


煌と十夜はじゃれる二人を横目に、「ハァ…」とまたもや深い溜め息を吐き出していた。


その頃壱さんはと言うと……。


「ふ、フーコちゃん!今その二人に近付いたら潰されるから!」


二人に飛び付こうとしているフーコを必死に止めていた。


全く緊張感のない鳳皇メンバーに呆れたように苦笑する獅鷹メンバー。