「でもまさか貴兄と競い合ってるなんて……」
貴兄と彼方を交互に見て呟く。
まだ信じられない。
彼方と貴兄がそんな所で繋がってたなんて。
「大野がいると気が抜けねぇんだよな」
「よく言うぜ。常にトップのくせして」
「数点差しか無いだろ。確か前々回は同点だった」
「あの時はいけたと思ったんだがな」
な、なんか次元の違う話をしてるんですけどこの二人。
「か、彼方、変態なだけじゃなかったんだね……」
「……いや、だからりっちゃんさっきから酷くね?」
またもや零れ落ちた本音に彼方が頬を引きつらせて苦笑。
「褒めてるのよ、物凄く」
「……あんま褒められてる気がしねぇんだけど」
「気にしない気にしない」
グっと親指を立てて笑うと、陽も同じ様に親指を突き立てて彼方の目の前にちらつかせた。
それを見た彼方は「コイツ!」と言って陽に飛びつき、こちょこちょの刑。
煌と十夜はじゃれる二人を横目に、「ハァ…」とまたもや深い溜め息を吐き出していた。
その頃壱さんはと言うと……。
「ふ、フーコちゃん!今その二人に近付いたら潰されるから!」
二人に飛び付こうとしているフーコを必死に止めていた。
全く緊張感のない鳳皇メンバーに呆れたように苦笑する獅鷹メンバー。


