「……っ、陽」
ううん、もう一つあった。
自分の想いを一番簡単に表せる言葉。
「大好きだよ」
「凛音……」
「陽は、あたしの親友だからね。ずっとずっと親友だからっ!」
「……っ、うん。うん……俺も親友だと思ってるっ……!」
陽の腕は今までで一番温かかった。
あたしはもう、この腕を離したりはしない。
陽から離さない限り、あたしからは絶対離さない。
ずっと親友でいたいから。
ずっとずっと、お爺ちゃんとお婆ちゃんになっても手を繋いでいたいから。
「りっちゃぁぁぁん!!」
皆と、ずっと笑っていたいから。
「りっちゃん、やっと触れた~」
「ちょ……!苦しい!」
「彼方、離せ……!」
抱き締め合っているあたし達を更に上から抱き締めてくる彼方。
お陰であたしと陽はギュウギュウに潰されて息苦しい。
「彼方、分かったから取り敢えず二人を離してあげよう」
た、助かった……。
壱さんの計らいで無事彼方の腕から脱出できたあたしと陽。
……と思ったら。
「りっちゃん!逢いたかったよー!俺もうりっちゃん禁断症状出てたんだぜー!」
「ゥグッ……!」
またもや彼方に抱き締められた。
登頂部をグリグリグリグリと頬擦りされ、抱き締められる力は半端なく強い。


