Ri.Night Ⅳ


「凛音、鳳皇へ行ってもお前は俺達の“兄弟”であり“仲間”だ。

例え離れたとしても、それが変わることはない」


「貴兄……」


貴兄の手が頬へと下りてきて、そっと包み込む。



「お前は“お前の”絆を作れ。

忘れるなよ。お前は独りじゃない。

何かあったら仲間を頼れ。そして信じろ」


「……うん」



貴兄の言葉、一句一句が身体にじんわりと染み込んでいく。


優しい思いやりのあるその言葉は、心を満たし、涙を呼ぶ。



「俺達はこれからもずっとお前の味方だ。

兄ちゃん達がいる事を忘れるなよ」


「……うん。忘れないっ。貴兄ありがとう。

みんなも、ありがとう……!」



今作れる精一杯の笑顔を皆に向けながらお礼を言う。


いつも真っ先に突っ込んでくる嵐ちゃんはしょうがねぇな、とでも言いたげに呆れた顔をしていて。


時人くんは穏やかなな表情で微笑んでいる。


遊大は自分の事のように笑っていて、慧くんは貴兄と目配せをして頷いていた。



優音は──


「……っ、俺が一番お前の事考えてんだからな!」


「……うん」


「アイツ等よりも……、」


「……っ、うんっ……」


「俺が一番近くにいるんだからっ」



優音……。