「凛音、鳳皇へ行ってもお前は俺達の“兄弟”であり“仲間”だ。
例え離れたとしても、それが変わることはない」
「貴兄……」
貴兄の手が頬へと下りてきて、そっと包み込む。
「お前は“お前の”絆を作れ。
忘れるなよ。お前は独りじゃない。
何かあったら仲間を頼れ。そして信じろ」
「……うん」
貴兄の言葉、一句一句が身体にじんわりと染み込んでいく。
優しい思いやりのあるその言葉は、心を満たし、涙を呼ぶ。
「俺達はこれからもずっとお前の味方だ。
兄ちゃん達がいる事を忘れるなよ」
「……うん。忘れないっ。貴兄ありがとう。
みんなも、ありがとう……!」
今作れる精一杯の笑顔を皆に向けながらお礼を言う。
いつも真っ先に突っ込んでくる嵐ちゃんはしょうがねぇな、とでも言いたげに呆れた顔をしていて。
時人くんは穏やかなな表情で微笑んでいる。
遊大は自分の事のように笑っていて、慧くんは貴兄と目配せをして頷いていた。
優音は──
「……っ、俺が一番お前の事考えてんだからな!」
「……うん」
「アイツ等よりも……、」
「……っ、うんっ……」
「俺が一番近くにいるんだからっ」
優音……。


