よくわからないけれど。
強面で見た目は怖いけれど、きっと優しいひとだ。
セヴランの前でベルをかまってくれた。
ベルのために歓迎会を開いてくれようとしている。
そもそも出会ったときだって、ベルを助けてくれたのだ。
だからきっと、優しいひと。
リュカやジルと同じ、優しいひとなのだろうと思う。
けれどなぜだろう。
リュカやジルとは違って、エドガーのことを思い浮かべるとき、胸の内に浮かぶエドガーの姿は決まって後ろ姿だ。
リュカの明るい笑顔や、ジルの不機嫌そうな顔は、すぐに思い浮かべられるのに。
エドガーは、いつも背中だ。
心の中のエドガーは、いつだって背を向けている。
そのことかなぜか、寂しいときがある。
よく、わからない。
だから、もっと知りたいと思う。
「追いつきたい」
小さく言葉にしてみると、胸の内が熱くなった。
追いつきたい。
隣に並びたい。
強く、そう思う。
そして天井画が完成に近づくにつれ、その強烈な憧れはますます強くなっていく。



