認めてくれている。
エドガーはもう、昨日出会ったばかりのベルを、自分の弟子として大事に思ってくれている。
そうでなければギルド長からかばったりなどしない。
身の内が熱くなるほどに嬉しくて、ついゆるみそうになる頬を隠すようにうつむくと、
いつの間にかベルの後ろにいたジルに、頭を軽く小突かれた。
ふん、と鼻を鳴らして、セヴランはベルの前から離れた。
そしてまだからっぽの祭壇の前に立つエドガーの方へ、ゆっくりと歩いていく。
円蓋の下で立ち止まって二人は天井を見上げた。
息をのむ音は、どちらのものだったのか。
半日かけてやっと描かれたのは、広い天井の十分の一程度。
白い壁にその一箇所だけ四角く浮き出た漆喰の壁には、炎に焼かれ、泣き叫ぶ女の姿がある。
地獄、あるいは煉獄だろうか。
円蓋の縁が地獄だとすれば、おそらく中心に近づくにつれて天国、そして中心には父なる神かキリストが描かれるのだろう。



