真っ先に一花に飛び付いて来たのは、日々ポーカーフェイスの茉夏…。


チビ一花にぎゅっーっと抱きついた。


「へっ⁉︎まっ、茉夏⁉︎」

「バカ…チビ…。連絡無いから嫌われたかと思った…」

「そんなことないっ‼︎茉夏は、あたしの大切な友達だもん‼︎」

「良かった…っ。ほんとに…良かった‼︎」


それから泣き出した2人。


俺と大輝は遠巻きで見守るだけ。



「一花ちゃん戻って来れて良かったな‼︎」

「ん。今、俺んちで一緒に住んでんだ」

「えっ⁉︎いいな〜‼︎毎日あんなことや、こんなことやりたい放題じゃん‼︎」

「そうでもねぇよ?アイツが側にいれば十分だしな」

「へぇ〜……。一花ちゃんと付き合って紫音も変わったね‼︎」


俺が変わった…?


自分じゃ分かんねーや。



ただ、一花ってゆう大切な存在が側にいてくれるだけで俺は幸せ。


手離すなんて絶対無理……。



「ふぇ〜っ‼︎紫音〜‼︎」

「そろそろ泣き止めよ…チビ」


抱きついてきた一花にそっと誓った。


お前は必ず俺が守る。


屈託のない笑顔が大好きだから。