【紫音side】
一花の兄ちゃんとやらに会った。
旺太さんってゆって、すっげーカッコイイの。
俺としては一花の顔見れただけで安心しちゃったんだけど……。
俺んちのソファーでスヤスヤ眠る一花の側で始めた作戦会議。
梅雨で曇り空の今日、いよいよ実行日。
土曜日の夕方、部屋着姿の超ラフな格好で玄関先で車を待つ。
おっ、来た来た……。
真っ白の超高級スポーツカー。
「ありがとな〜‼︎紫音君‼︎じゃあ…一花の事頼みます」
「はい。任せて下さい」
今日から一花が俺の家に住む事になった。
一花の父さんには、旺太さんの家に住んでる事になってる。
「…紫音…」
「ん?」
「ほんとに迷惑じゃない?あたし邪魔じゃない…?」
「めんどくせぇこと考えんな。お前、バカなんだから」
「むぅ〜‼︎ひどいなっ‼︎」
頼むから、悲しい顔しないで。
俺まで苦しくなるから。

