とは言っても一花にどう打ち明けるか。
俺がlockのモデルだって知ったら、どんな反応すんのかな?
休み明けの月曜日、一花にモデルの交渉開始だ。
「一花。モデルやってみたくね?」
「モデル?あはは〜無理だよ〜。あたし、茉夏ちゃんと違って背低いもん」
「確かにお前はチビだ。でも小遣い稼ぎ出来るぜ?」
「お、おおおお小遣い⁉︎」
よし………目の色変わった。
あとはガッチリ誘い込むのみ‼︎
「あ、でも…水着着たりとか…そうゆうのじゃないよね?」
「ちげーよ。つーか、俺もいるから安心しとけ」
「ほんとに⁉︎紫音がいるなら信頼出来るかも……」
「で?やってみっか?」
「…うんっ。ちょっとだけ‼︎」
「決まりな」
父親にすぐ『一花、モデルオッケー』とメールを送った。
一花と夏休みずっと一緒か〜……。
朝も、昼も………夜も。
やべぇ、考えただけで盛る。
俺も健全な男子高校生なんで許して下さい。

