【紫音side】
俺の彼女は小動物系。
例えるとしたら、うさぎ。
チビでふわふわした雰囲気とか、寂しがりやで甘えんぼなとことか。
あと、泣きそうな顔も。
健気なとこもすげー可愛い。
昼休みのチャイムが鳴って数分後。
小さなピンクの弁当箱を持って、アイツは来る。
「紫音‼︎一緒にお昼食べても良い?あれ…大輝君は?」
「俺1人じゃ不満か。チビうさぎめ」
「チビうさぎ⁉︎うさぎじゃないもん…」
不貞腐れつつ、俺の隣にちょこんと座る。
柔らかい茶髪の頭を撫でれば、ふにゃっと超気の抜けてる顔。
「…ははっ‼︎」
「えっ⁉︎最低です‼︎人の顔見て笑わないでよ〜‼︎」
「わりぃ。お前のアホ面見てたら耐えらんねーわ」
「むぅ〜……もう知らない‼︎せっかく作って来たのに…」
リアルに落ち込む一花の腕の中には、弁当箱が2個。
いつも一花が使ってるピンクのやつと、少し大きいハート柄の。

