そんなすごい人が彼氏なんて……
紫音はあたしが彼女で、本当に良いのかな?
不安になっちゃう……。
「おい、一花。帰るぞ」
「…あっ、うん‼︎」
放課後、久々に1人で教室にいたあたしを紫音が迎えに来てくれた。
優しい……。
「いつもと違う。なんか嫌な事されたの?」
「なっ、何もないよ‼︎大丈夫です‼︎」
「俺、嘘付くヤツ嫌い」
「それは嫌です‼︎ごめんなさい‼︎……あの、実は…」
急かす様に眉間にシワが寄った顔。
不良さん、怖いです‼︎
「あたしが紫音の彼女で良いのかなって…。だって、釣り合ってないもん」
「自信ねぇって事か?」
「そう、かも……」
「バカじゃねーの。お前」
あたしの頭を軽く小突く。
そして、ふわっと優しく微笑んだ。
「俺がお前のこと好きでいるんだよ。んな細かい事気にすんな。つーか、好きなことに理由っている?」
本当に、紫音には敵わない。
大好きです……。
「あたし紫音の彼女って自信持ちます‼︎」
「ん。じゃあ、手」
繋いだ手は、優しくて温かい。
好きって幸せ。

