俺様には甘いイチゴを。




【一花side】



体育館倉庫の一件以来、あたしは紫音の側を離れない……。


こんなのダメって分かってる。


依存したって紫音の迷惑なのに………



優しいから甘えちゃう……。



今も、あたしはソファーに座る紫音の肩にもたれかかりくっつきタイム。


「甘えてんの?」

「甘えてます」


そっと頭を撫でてくれる手に安心。


もっと…触ってほしいです…。


「物足りない顔してる。ちゅーしてやろっか?」

「しないもん…」

「我慢してるクセに。マジで食うぞ、イチゴ」

「ダメ‼︎」

「ケチ。実力行使してやる」

「んんっ…」


後頭部をぐっと押さえられ、少し強引なキス。


だけど、愛情はしっかり伝わるの。


本当に大好き………。



「つーか、お前授業出ろよ」

「次の時間頑張って出ます」

「それ聞いたの3回目」

「だって……」

「俺も一緒に行ってやる。だから、んな泣きそうな顔すんな」


なんて、紫音には全部お見通し。


甘えちゃう要因の1つかもね。