俺様には甘いイチゴを。




いつも俺様な態度なクセに。


誰よりも優しくて、あたしを大切にしてくれる。


そして、たくさんの愛情をたっぷり注いでくれる。


付き合ってた時から、結婚した今に至るまでずーっとね。


だから、あたしもずっと紫音の側にいるの。



「ねぇ、紫音。大好きだよ」

「知ってる。俺もお前のこと好きだから」

「ううん。あたしは、紫音のこと好きじゃないもん」


一瞬、びっくりした顔をした紫音に背伸びをしてキス…。


言葉だけじゃ伝えきれないほど………


「愛してます」

「一花のクセにやってくれんじゃん。俺も…だけど」

「愛してる?」

「ん、愛してる」


照れ臭そうに口元を手で隠した。


それから、どちらからともなく重なった唇。



愛してくれた人が、愛した人が紫音で良かった。


あたしはすごく幸せです。


ずっと、2人で笑っていようね。




*°…END…°*