だけど、紫音は優しいからバスタブにはピンク色の入浴剤。
文句言いつつ、いっつも優しいの。
「入浴剤ジャマなんだけど」
「良いじゃん‼︎入浴剤は大事です…」
「え〜……だって、一花の体見えねーじゃん」
「それを防いでるんですー‼︎」
「俺、いっつも見てるし」
冷静に言われるから恥ずかしくて…。
つい目を逸らしちゃう……。
「可愛い。顔真っ赤」
「…う、うるさいです…」
こんな風に、いつもからかってくるけれど。
あたしはこんな紫音が大好き。
大好きで、大好きで堪らないの。
「一花。髪洗ってやる」
「えへへ、ありがとう‼︎」
お互いの髪を洗いっこ。
そして、お風呂から上がるといつも紫音があたし専用のカップに冷たい麦茶をくれる。
「ありがとう。紫音は、ほんとに優しいよね?」
「一花にだけな。俺、好きな子にしか優しくしねーもん」
甘い言葉にきゅん……。
結婚しても、カップル気分なの。

