結婚式自体は規模が大きいモノにしなかった。
招待客は、家族と限られた友人だけ。
婚姻届も出して夫婦というカタチにはなっていたけど、やっぱり結婚式を挙げると実感湧くな……。
あたしは紫音のお嫁さんなんだって。
少し照れ臭い誓いのキスをした時。
一気にあたしの心は幸せに満ちた。
式後に開いた披露宴…というよりパーティー。
紫音は大輝君やお兄ちゃん、そして杏子さんと盛り上がってる。
あたしは茉夏と2人で、遠巻きからその姿を眺めてた。
「ほんとに結婚してたんだね。一花と紫音」
「あたしもやっと実感湧いたよ‼︎茉夏と大輝君の時も呼んでね?」
「もちろん。まぁ…まだまだ先のことだけどね」
茉夏は本格的にモデルとしてのスキルを磨いてる。
大輝君は大学で語学を勉強したりと、2人とも忙しい。
「ちゃんと幸せにしてもらいなよ。一花を泣かせたら、紫音のことぶん殴りに行くから」
「あはは‼︎ありがとう……茉夏」
「いいえ。一花は、あたしの大切な親友だもん」
あたしにとっても、茉夏は大切な親友だよ。
なんだか泣きそうになっちゃう…。

