春の風がふわっと吹いて俺らを包む。
泣きじゃくる一花を抱きしめて、言葉で伝えられない分の愛情をキスに変えた。
俺は、一花が思ってる以上に惚れてる。
好きで、好きで堪らないんだ。
「もう紫音ズルイよぉ〜‼︎カッコイイことし過ぎ‼︎」
「今日が良いタイミングだなぁーって思って。ちょうど卒業式だし」
「もし、あたしが卒業式に呼んでなかったら?」
「え〜……夜景の見えるレストラン、とか?」
「あはは‼︎あたしは、このプロポーズのの方が好きです‼︎」
ほら、やっと笑った。
俺が大好きな笑顔。
「紫音‼︎」
「ん?」
「幸せになろうね‼︎」
「任せとけ。絶対、幸せにしてやるよ」
最初はただのチビな女で。
だけどチビのクセに、一緒にいると日に日に俺の中で存在がデカくなってた。
お前が側にいてくれたから、今の俺がある。
〝好き〟なんて言葉で簡単に片付く様な思いじゃない。
俺はこれから先もずっと………
お前だけを愛してる。

