俺の腕の中で顔を上げた一花は柔らかく微笑む。
あぁ…この笑顔ずっと大切にしてやりたいな……。
ずっと守ってやりたいな。
「今だから俺の気持ち言うな。これから先も、ずっと俺の側にいてほしい」
「あたしはずっと紫音の側にいるよ」
「ん…。そして、今度はもう遠距離なんて寂しい思いもさせない。寂しい思いさせて、ごめんな?」
「ううん‼︎謝らないでよ‼︎もう一緒にいられるんだから‼︎」
どれだけ寂しい思いさせたか………
どれだけ泣かせたか、分からない。
ただ、一花がツライ思いをしてきた分、俺はそれ以上にお前を笑顔にしたい。
「改めて、もう一回伝える」
「紫音…。これって……」
一花の細い左薬指に嵌めたシルバーリング。
結婚した時より、一回り大きくなった俺からのプレゼント。
「最高に幸せにしてやる。だから、安心して俺に着いて来い。もう結婚してるけど………結婚して下さい」
「…っ、よろしくお願いしますっ…」

