【紫音side】
朝起きたらメシが出て来て、帰って来たら笑顔で〝おかえり〟の言葉。
おまけに夜は、すげー可愛い寝顔を見られる。
一花がコッチに来てから毎日幸せ。
おかげで仕事も捗る。
普段ずっと悩んでばっかだったデザインも、スラスラとペンが進む。
杏子さんにも褒められるし。
「へぇ〜……デザイン仕上げるの早いじゃない‼︎」
「彼女効果ですかね」
「このバカップル〜‼︎」
好きなだけバカにして下さい。
俺、否定しないから。
むしろ、一花のこと好き過ぎて何が悪いって感じ。
「腹立つから、次の会議の文書作成は紫音に任せるわ」
「杏子さん。それ、八当たりって言うんです」
「知ってるわよ‼︎良いの‼︎あたしだって、時間作って彼に会うんだから‼︎」
「そうですかー」
「棒読みイラつく‼︎」
そして、マジで押し付けてきた会議の文書作成。
帰り遅くなるっての‼︎
俺と一花の時間を返せ。

