所謂、放置し過ぎたのかも……。
一花が電話してくれても、仕事のせいで俺すぐ切るから。
「寂しいだろうね。一花も」
「そうだな。アイツ学校で大輝と2人か?」
「当たり前でしょー。でも、2人でなかなか楽しくやってるみたいよ?」
「へぇ〜……」
「何嫉妬してるのよ…。紫音って案外、器ちっさいね」
「うるせぇよ」
大輝には茉夏がいる。
そして、一花は俺の。
浮気とか絶対にしないはずなのに、モヤモヤ感たっぷりの俺。
「いつもみたいに何か言い返さないの?」
「いや、俺って小さいし結構嫉妬深いのかも。あながち間違いじゃねーわ」
「素直過ぎ…。キモイ。帰る。バイバイ。元気でね」
「今のほぼ悪口だよな⁉︎大輝の躾なってねぇぞ‼︎」
ポーカーフェイスで軽く罵られて、茉夏は帰った。
片付けも落ち着き、オフィスに帰るともう夜中で人も疎ら。
薄暗いオフィスで、自分のパソコンを起動して明日の仕事の確認。
仕事関連のメールは全て返信して、眠気覚ましのコーヒーを流し込む。
苦い………。

