服の準備や仕上げに追われて寝不足三昧。
あっという間に迎えたショー当日。
もちろん、うちのブランドも出てるため父さんの姿もあった。
「しーちゃん‼︎杏子ちゃんの代理なんだって〜⁉︎頑張れよ〜‼︎」
「当たり前だろ。つーか、いつそっち戻してくれんの?」
「え〜……しーちゃんが一人前になったら。とか?」
もう、良いや……。
俺が先にブランド開いちゃおうかな…。
舞台裏では、たくさんのモデルがスタンバイ。
メイク含め、服の最終チェックとか。
もちろん、俺らも。
すると、並んでる列の中に見覚えのある顔……。
「茉夏…⁉︎」
「え、紫音‼︎何してんの⁉︎」
「ここのブランドの責任者代理。うわ、しかもそれ俺の服‼︎」
「よく分からないけど頑張ってるんだね…。紫音がデザインした服着るなんて思ってなかったし」
こう見たらなかなか茉夏もモデルとして様になってる。
言ったら怒られそうだから言わないけどな……。

