俺様には甘いイチゴを。




かなり丈の短い黒いワンピースから、伸びる細長い脚。


背中まで伸ばされた黒髪に、赤いリップが良く映える。


エキゾチックな顔立ちの美人な歳上…ってとこだろうか。



「アンタが京ちゃんの息子?」


京って俺の父さんだ…。


〝京ちゃん〟呼びとか、どんな関係だよ⁉︎


しかも、日本語喋ってる‼︎


「そうですけど…。日本語喋れるんですか?」

「誰に向かって言ってんのよ‼︎あたし、ハーフだし。ママが日本人」

「へぇ〜……」

「まさか‼︎アンタ、あたしのこと知らないわけ⁉︎呆れた」


美人なお姉さんだけどさ……。


風当たり強過ぎなんだよ‼︎


そして、名刺を投げ付けられた。


「生粋の日本人なんだから、漢字ぐらい読めるでしょ?」

「当たり前だっつーの…」


名刺の名前は〝星原 杏子〟。


これ…単純な読み方で良いのか?


「ホシハラ……アンコ」

「バカ‼︎お黙り‼︎消えなさい‼︎」



完全に機嫌損ねさせた〜‼︎


いっそこの場から逃げようかとも思った…。