俺様には甘いイチゴを。




悔しいしイライラするから寝てやる。


母親と口を聞かずに、ふて寝。



次の日、朝起きても変わらない俺の状況………。


「学生がこんな昼間に起きて来るなんて、良いご身分ね〜♪」

「すんません、寝坊しました。今すぐ学校行きます…」

「…何よ〜‼︎その早く仕事行けって目‼︎」

「帰って来んの珍しいなーって思っただけ」

「たまには良いでしょ?来月まで、ショーが無いから暇なの♪」



母ちゃんは世界で活躍するモデル。


仕事時だけ、海外に行くがもうほぼ海外暮らし。


父ちゃんはアメリカを拠点に活動するデザイナーで、自身のブランドを確立してる。


日本にも支店があって、そこそこ人気。



そんな両親の影響で、生まれはアメリカ。


10歳で日本に来た所謂、帰国子女ってやつ。


それから大輝と仲良くなった俺は、どんどん道が外れ……。


今に至る。



「それにしても‼︎彼女可愛いじゃん♪さすが、あたしの息子‼︎」

「うっせぇよ…。シャワー浴びて来る」

「あははっ‼︎照れてるー‼︎」


俺の彼女はすっげー可愛いんだよ。


…声に出して言えねぇけどな。