多忙な中でも1日1回の至福の時間がある。
休憩時間を使って一花に電話すること。
くだらない事でも、アイツは笑って話してくれる。
『聞いて下さいよぉ〜‼︎数学のテスト、25点だったの〜‼︎』
「ははっ‼︎補習決定じゃん。クラス最下位か?」
『下から2番目ですね…。ちなみに、最下位は大輝君です…』
「お前ら、ほんっとに補習大好きだよな〜」
『好きじゃないもん‼︎出来ないから仕方ないの‼︎』
この時間が大好きで。
俺に癒しをくれる。
不思議と一花の声は、寂しさを埋めてくれる魔法の声だ。
『お仕事大変でしょ?大丈夫?』
「大変だけど、好きなことしてるから楽しい。楽じゃねーけど…」
『そうだよね…。紫音は十分頑張ってるよ。ぎゅーってしてあげます‼︎』
「会った時にとっとくな」
早く会いたい……。
笑顔見てぇな。
『元気…出ました?』
「すげー元気出た。ありがとな。おやすみ〜」
『えへへっ‼︎良かった‼︎おやすみなさい』
日本は寝る時間だろ?
もっと長く話したいけど我慢。

