俺様には甘いイチゴを。




体調崩してないかな?


ご飯はちゃんと食べてる?


新しい環境には馴染めた?


聞きたいことは山盛りあるの。



そんな紫音のことを考えていた夜。


部屋で宿題を終えた時、ベッドに置いてあるスマホが鳴った。


紫音だ‼︎


「もしもし‼︎紫音⁉︎あたしだよ‼︎一花です‼︎」

『ははっ‼︎電話掛けてんだから知ってるっつーの。チビイチゴ』


電話口で聞こえた声は明るい。


元気みたいで安心しました……。


『どう?俺のいない学校は』

「1年生の中でハリウッド俳優になるって噂回ってますよ〜」

『はぁ⁉︎いや、無理無理‼︎逆立ちしてもなれねぇから』

「紫音先輩イケメンだからなれるって男の子達が話してたの‼︎」

『つーか、そんな噂どっから湧き出るんだ…』


あたしもそれ知りたいな。


ハリウッド俳優は、有り得なさ過ぎて笑っちゃったけど‼︎


紫音の笑い声を耳元で聞き、あたしも自然に笑みが溢れた。