俺様には甘いイチゴを。




長く濃い夏休み明けの学校。


教室に入ると紫音の席が無くなってた。


隣に紫音がいないのは寂しいけど大丈夫だもん…。



「おはよう、一花」

「茉夏‼︎おはよ〜」

「夏休み中大変だったね。大輝からも聞いてたよ」

「あはは〜…そうなんだよね…。内密にお願いします…」


大きく首を縦に振る茉夏に一安心。


茉夏がいてくれるだけで心強い。


そんな時、大輝君が教室にやって来た。


「いや〜…紫音効果ってすごいね」

「大輝君‼︎紫音効果って?」

「校内の女の子達ショック受けてすごいよ‼︎1年生で泣いてる子いた‼︎」

「そんなに〜?彼女でもないのに」

「おいおい茉夏ちゃん、毒舌やめようか…」


1年生人気すごかったもんね……。


確かに、クラスも校内も女の子達の話題は紫音の退学で持ち切り。


「みんなで気長に紫音の帰り待ちますか〜‼︎なっ、一花ちゃん‼︎」

「うん‼︎早く春になります様に‼︎」


冬休みでも良いんだけどね。