帰国早々、俺の決断を一番最初に伝えたのは幼なじみの大輝。
アイツの家に行って話した。
「マジかよ‼︎いつコッチ帰って来んの?」
「来年の春、かな…。仕事の出来によっては拠点アメリカになるかも」
「ったく、一花ちゃんどうすんのさ?」
「それは〜…アレだ。少しの間我慢してもらう」
可哀想なことして申し訳ない気持ちはある。
だけど、俺と一花が幸せに暮らしてくために決めた事だから……。
「紫音も急だよな〜。結婚したって言ったり、退学するって言ったり…」
「番狂わせも良いとこだよな」
「あははっ‼︎自覚済みか‼︎」
「当たり前だろ。でも……全く後悔してねぇよ」
「良いなぁ。俺もそんな型破りな生き方してみたいねぇ‼︎」
決して楽な道じゃない。
それでも俺は、一花のことを思ったら頑張れるんだ。
出国するまであと1週間。
荷造りと、一花への説明も考えよう。

