俺様には甘いイチゴを。




洗濯の乾燥を理由に、俺の部屋で一花とくっつく。


ベッドに座る俺の足の間にいる一花と2人で、夕方のニュースを眺めるだけ。


退屈しねぇや、全く。



「あのー……紫音」

「あ?」

「えっと…あ、頭撫でてくれないの?いっぱい撫でてくれるって言ったよね?」

「へぇ〜……触って欲しいんだ?」

「だって‼︎好きなんだもん…」


顔を赤くして話す姿に、ずっきゅん…。


マジで襲ってやろうか⁉︎


咄嗟に小さい一花をベッドに押し倒した。


「ひゃっ⁉︎しっ、紫音‼︎どうしたの⁉︎」

「黙って食われてくんね?」

「食べられちゃうの⁉︎あたしが⁉︎」

「一花のこと好きだから全部欲しいんだよ。ダメ?」

「…こ、怖い事しないなら…良い、ですっ…‼︎」


固く目を閉じた一花の唇に、そっとキスを落とす。


怖がんなっつーの……。


「嫌だって思ったらすぐ言え。約束」

「うん…。約束だよ?」


小指を絡めたまま、さっきよりもずっと深いキス。


超好き………。