そして午後は紫音のお家へ。
今日は結婚記念日であり、大好きな紫音のお誕生日‼︎
紫音のためにケーキ焼いたの。
玄関で迎えてくれた紫音に会った瞬間、嬉しさが込み上げて来た。
彼氏から旦那様……。
「お誕生日おめでとう‼︎それから……今日からよろしくね?」
「ん、どうも。あ…そっか。彼女じゃないもんな」
「奥さんです‼︎うへへっ‼︎」
「ははっ‼︎その笑い方なんだよ‼︎超ニヤけてるし」
「紫音もね‼︎」
あたしの頬を摘まむから、紫音の頬も摘み返した。
今日は幸せな1日です。
リビングでは改めて、紫音ママにご挨拶。
お姑さんになるのです。
「イチゴちゃんが紫音のお嫁さんなんて…。本当に紫音で良いの⁉︎後悔してない⁉︎」
「紫音じゃないとダメなんです。紫音が大好きなんです‼︎」
「嬉しいこと言ってくれるわね〜‼︎」
ぐりぐりと頭を撫でられた。
紫音ママ…あたしは一花です…。
「お前、恥ずかしいこと言うなよ…」
「正直に伝えただけですが…」
「天然か。早く部屋行くぞ」
天然じゃないもん‼︎

