俺様には甘いイチゴを。




寝不足のまま迎えた月曜日の学校。


1時間目の授業から爆睡してる紫音の寝顔をジーっと眺めてた。


女の子みたいに長い睫毛とキレイな肌。


これでカッコイイなんて……ズルイ。



ねぇ、紫音はあたしといて幸せ?


婚約者とか、色々面倒臭いあたしといて良いの?


もっともっと紫音を幸せにしてくれる女の子いると思う…。


あたし達、やっぱり一緒にいちゃいけないのかもね。


だけど、誰よりも紫音への愛情は大きい自信ある。



「…大好きだよ」


眠る横顔にそっと囁く。


傷んだ茶髪の毛先に触れると、ぎゅっと指を掴まれた。


「イタズラ禁止…」

「ごめんね?」

「ヤダ…。許してやんねぇ」


寝起きの掠れた声で言い、あたしの指を掴んだまま眠りについた。


そんな姿がどこか可愛くて、自然と笑みが溢れる。



本当に大好きです……。


繋いだ指、離したくないな…。