地面にしゃがみ込んだ優菜。
どうして良いか分からず、俺も隣にしゃがみ込む。
「ほら、やっぱり優しい…」
「俺よく意地悪って言われるけどね」
「それ、一花先輩限定ですよね?」
「まぁ…そうかもな」
「好きな女の子には意地悪するタイプか…。もっとカッコイイよぉ〜‼︎」
体育館裏で声が響くほどの大絶叫。
耳いてぇよ…。
「あっ…紫音だ‼︎あと、優菜ちゃん‼︎」
そして、声につられる様に来た一花。
手にはジュースが握られてるから、自販機に来たんだろ。
「一花先輩‼︎今、紫音先輩に告白してたんです‼︎」
「あはは〜…そっか…。邪魔しちゃったかな?」
「いいえ。あたし、一花先輩になれる様に頑張ります‼︎では、失礼します‼︎」
気まずい空気を破る様に優菜が走った。
ふと、一花と目が合う。
「教室…戻ろっか?」
「そうだな。妬いた?」
「妬かないよ〜‼︎」
やっぱり、俺の隣は一花じゃないと落ち着かない。

