だけど、そんな一花も優菜のことは承認済み。
俺の追っ掛けぐらいに思ってる。
優菜から逃げる様に教室に戻れば、一花がニコッと俺に微笑む。
「おかえりなさい。今日もモテモテだねっ‼︎」
「うるせー…。8回も同じヤツにコクられる身になってみろ」
からかう一花の頬を摘まんでやった。
ケラケラ笑いやがって〜。
「でも、そんな後輩も可愛くない?」
「可愛くねーよ‼︎意地と根性だけは認めるけど」
「優菜ちゃん、悪い子じゃなさそうだよね〜」
悪いヤツじゃないと思う。
前に廊下で見た時も、たくさんの女友達に囲まれてたし……。
一花と違って積極的だ。
「あっ‼︎次、体育だぁ〜…。嫌だな…」
「お前、運動神経ゼロだもんな」
「バカにしないでよぉ‼︎あたしだって頑張ってるんだから‼︎」
「今日、外でサッカーだから一花の体育してるとこ見れねぇや」
「見なくて良いですー‼︎どうせバカにして笑うもん‼︎」
ぷりぷり怒って、茉夏と教室を出て行った。
怒ってる姿も可愛いんだよな……。

